私自身、高校生から独学でピアノを始めてシンガーソングライターとしてデビューしました。
その中でプロデューサーの方やエンジニアさん、サポートプレイヤーの方達と関わり自分が独学で作曲やピアノを習得した事について感じたメリットやデメリットが沢山あります。
そして現代では楽譜をネットで簡単に手に入れる事ができる時代なので耳コピをする人は少ないと思います。耳コピをする事で得るモノは沢山あります!今回はピアノ弾き語りを独学で練習するメリットとデメリットをお話ししたいと思います。
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ピアノ弾き語りを独学で練習するメリットとデメリット
髭男dismをはじめピアノ弾き語りで今も活躍するアーティストは沢山います。「ピアノも弾けないのにピアノ弾き語りを独学で練習するなんて難しいよー」なんて思う方も多いと思います。
しっかりスクールに通い練習する方法もありますが、独学だからこそ得られるメリットも沢山あるんです!ピアノ弾き語りを独学でするメリットとデメリットを見ていきましょう!
ピアノ弾き語りを独学で練習するメリット
まず分かりやすい部分でいうと独学の場合はお金がかかりません。初期投資として教材や譜面などの購入代のみです。教室に通う時の高い月謝や移動の制約も有りませんね。
また、時間のある時に自分のペースで進められます。教室に通う場合はそうはいきません。
課題があり、それを次回までに自宅で練習し先生の前で披露し、また課題を与えられ次回までに練習してくるという一連のサイクルで長期的にレッスンをしていく感じでしょう。
独学で練習をしていくと沢山の事を感じて自分で考え解決していく必要性が出てきます。
コードにおいても、
なぜここは7thなのか?
なぜ9thなのか?
テンションコードの時どのような効果があるのか?
メロディに対してコード選択の重要性とは?
なぜこのフレーズはグルービーでカッコよく聴こえるのか?
などなど自分で進めていくうちに沢山の疑問や発見が出てくるはずです。
何かを習得していく上で自分自身が感じ疑問に思う事はとても大切な事です。
そして自分自身が感じ疑問に思い解決していったことは必ず自分の身になります。
そして、一番大きな事でもう一つ。
これはピアノ習得とは少しズレるかもしれませんが、作曲をする上で独学というのは弱みにもなりますが、その反対に大きな強みにもなります!
これは、ある一例に過ぎませんが、しっかりクラッシックから学び音楽教育を受けた人は知識をしっかり学んでいる分、その枠というルールの中で作品ができていきます。
独学の人はそのルールや概念がない事が多いため作品が独創的になっていわゆる「面白い!」というものが出来てしまう事があります。
勿論これは一例で、クラッシックをしっかりやってきた人でも独創的な作品を作る人は沢山いますし、独学だから誰でも独創的な作品が作れるわけではないですからね。
無知の強みというのが武器になることもあるんです。
ピアノ弾き語りを独学で練習するデメリット
まずお金もかからず自分のペースでやれるわけですから挫折する人も多々います。
自分だけでは続ける自身がないからジムに申し込みました!ってのと同じですね。
自分で色々調べて研究していく高いモチベーションは必須です。
また教室へ通い先生に指導を受けない分、基礎をしっかり身につけず進んでしまう可能性があります。間違いを正してくれるのが先生ですから。
何事も基礎は大切です。
基礎を疎かにすると何がいけないのか。
ピアノを始めて何十年後かに僕自身が痛烈に感じた事ですが基礎をしっかりやらなかったため、あるレベルまでいくと伸び悩みます。
リズムの甘さや、間違った運指であったため後々になって猛烈に基礎練習を行いました。。
そして、当たり前ですが主観と客観の両方が必要になります。
自分で演奏、歌ったものをレコーダーで録音してどこがおかしいのか判断できる耳も必要になってくるでしょうね。
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耳コピをする事で得られることは?
今はネットで探せば大体の曲のコードや譜面は出てきますが昔はそうはいかなかった。。
有名な曲は楽譜が販売されていましたがアルバムのマニアックな曲は耳コピせざるおえなかった。
そう思うと今は便利な世の中ですね。
譜面があるなら譜面見たらええやないか!
そう思いませんか?
では、耳コピという面倒な作業は何故必要なのでしょう。
はい。
答えは面倒だからです!
面倒だと必死に考えます。
試行錯誤あーでもないこーでもないと自分の音とCDの音を聞き比べます。
それがとても大事。
昔は辞書を使わないと漢字は覚わらないからきちんと辞書を使いなさい!
と言われましたが、それと同じなんでしょうね。
当時は教えてくれればいいじゃないか!
と思いましたが楽に得たものより苦労して得たものの方が、そこに辿り着くまでに沢山の発見や気づきがあります。
その発見や気づきは作曲を自分でする時、別の楽曲に取り掛かる時に必ず役に立ちます。
話を戻しますが、耳コピは音楽を聴く耳を鍛えてくれます。
ミュージシャン同士でも「耳がいいね」という会話が出てきますが
しっかり音を聴き分けられるというニュアンスで使われます。
まとめると、耳コピも出来て譜面もしっかり読める
というのが一番だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ピアノに限らず何かを選ぶ時には必ずメリットとデメリットがあります。
そして大切なことはデメリットも自分の努力次第できちんとカバー出来るのだと言う事。
ギターに比べてピアノを独学で始める人は圧倒的に少ないです。
ピアノは楽器の王様と言われるぐらい習得するのが大変な分ピアノ一台でできる事も圧倒的に他の楽器より多いですからね。
※鍵盤弾きにプロデューサーが多いのは鍵盤を弾くにはあらゆる音楽的知識と要素が必要だからです。
さて、次回はピアノ弾き語りを独学で練習する方法【第3回】
「知っておきたいコードの基礎知識」についてお話しします!
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